
相続人が複数いるとき、不動産売却はどう進める? 手続きの流れと注意点をわかりやすく解説
親が住んでいた家や土地を相続したものの、
相続人が兄弟姉妹など複数いる場合、
「誰が売却できるの?」
「勝手に売ってもいいの?」
「何から始めればいいの?」
このような疑問を持つ方は少なくありません。
相続した不動産は、相続人全員が関係する財産です。
そのため、通常の不動産売却とは少し異なる手続きが必要になります。
今回は、相続人が複数いる場合の不動産売却の流れや注意点について
わかりやすく解説します。
相続人が複数いる不動産は全員の共有財産
相続人が複数いる場合、遺言書などで相続人が指定されていなければ、
不動産は相続人全員の共有財産となります。
例えば、
・父が亡くなった
・相続人は長男・長女・次男の3人
このようなケースでは、3人全員が不動産の権利を持つことになります。
そのため、1人だけの判断で売却することはできません。
売却するには、原則として相続人全員の同意が必要です。

不動産売却までの流れ
相続不動産の売却は、大きく5つのステップで進みます。
① 相続人を確定する
まずは戸籍を集め、誰が相続人なのかを確認します。
相続関係によっては、想定していなかった相続人が
いる場合もあります。
まずは正確な相続人の確認が最初のステップです。
② 遺産分割協議を行う
相続人全員で話し合い、誰が不動産を相続するのか、
売却するのかを決めます。
話し合いがまとまったら、「遺産分割協議書」を作成します。
この書類は売却や相続登記でも必要になります。
③ 相続登記を行う
現在では、相続登記は義務化されています。
不動産を売却するためには、亡くなった方の名義から
相続人の名義へ変更する必要があります。
名義変更が終わって初めて売却手続きへ進めます。
④ 不動産会社へ査定依頼
相続登記が終わったら、不動産会社へ査定を依頼します。
複数社へ査定を依頼すると、相場を把握しやすくなります。
地域に詳しい会社へ相談すると、売却までスムーズに進むケースも多くあります。
⑤ 売却・代金を分配
購入希望者が見つかり、売買契約・引渡しを行います。
売却代金は、遺産分割協議で決めた割合に従って相続人へ分配されます。

売却時に注意したいポイント
相続人全員の意思確認
途中で1人でも反対すると、売却が進まなくなる場合があります。
価格や売却時期についても、事前にしっかり話し合っておきましょう。
名義変更前は売却できない
亡くなった方の名義のままでは、売買契約は基本的にできません。
相続登記を済ませてから売却活動を始めることが大切です。
税金にも注意
相続した不動産を売却すると、譲渡所得税が発生する場合があります。
一方で、
・相続空き家の3,000万円特別控除
・取得費加算の特例
などが利用できるケースもあります。
条件によって適用できる制度が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
空き家は早めの対応がおすすめ
相続後にそのまま放置すると、
・建物の老朽化
・固定資産税
・草木の管理
・防犯上の問題
など、さまざまな負担が増えてしまいます。
売却する予定がある場合は、できるだけ早めに動き始めることをおすすめします。

困ったら不動産会社へ早めに相談を
相続人が複数いる不動産売却では、法律や登記、税金など
さまざまな手続きが関係します。
「何から始めればいいかわからない」という方も少なくありません。
経験豊富な不動産会社へ相談すれば、
・売却までの流れ
・必要書類
・相続登記のサポート
・司法書士や税理士の紹介
など、状況に応じたアドバイスを受けられます。
相続人同士の負担を減らし、スムーズな売却につながるでしょう。
まとめ
相続人が複数いる不動産の売却では、通常の売却とは異なり、
相続人全員の合意や相続登記など重要な手続きが必要になります。
特に、
・相続人を確認する
・遺産分割協議を行う
・相続登記を済ませる
・相続人全員の同意を得る
これらがスムーズな売却へのポイントです。
「まだ先のこと」と思っている間にも、空き家の維持費や管理負担は増えていきます。
大切な資産を有効活用するためにも、気になることがあれば早めに不動産会社へ相談し、
最適な方法を一緒に考えていきましょう。
ドリームでは、不動産売却から相続に関するご相談まで、
お客様一人ひとりの状況に合わせて丁寧にサポートいたします。


