
住みながら売る vs 空き家で売る。どちらが得かを正直に比較【成約価格の差は平均150万】
家を売るとき、多くの方が悩むのが
「住みながら売るべきか」「空き家にしてから売るべきか」という問題です。
結論から言うと、高く売れやすいのは空き家での売却です。
実際、住みながら売る場合と空き家で売る場合では、
成約価格に平均で約150万円ほど差が出るケースもあります。
ただし、空き家にすれば必ず得をする、という単純な話ではありません。
住宅ローン、引っ越し費用、仮住まい費用、管理の手間なども含めて考える必要があります。
この記事では、売主様の立場から「どちらが本当に得なのか」を正直に比較します。
住みながら売るメリット
住みながら売る最大のメリットは、売却が決まるまで今の家に住み続けられることです。
新居の購入や引っ越しを先に進める必要がないため、資金面の不安を抑えやすくなります。
住宅ローンが残っている場合でも、
売却代金でローンを完済してから次の住まいに移る流れを作りやすいのが特徴です。
また、空き家にするための引っ越し費用や仮住まい費用もかかりません。
「できるだけ出費を抑えて売りたい」「売れてから次の住まいを考えたい」
という方には、住みながらの売却は現実的な方法です。
一方で、デメリットもあります。
内覧のたびに掃除や片付けが必要になり、生活感が出やすくなります。
買主様が収納の中や水回りを確認しにくいこともあり、家全体の印象が弱くなる場合があります。
特に、家具が多い、荷物が多い、ペットや小さなお子様がいるご家庭では、
内覧時の印象づくりが難しくなりがちです。

空き家で売るメリット
空き家で売る最大のメリットは、買主様が家の広さや明るさを確認しやすいことです。
家具や荷物がない状態だと、部屋が広く見えます。
生活感も出にくく、買主様が「ここに自分たちが住んだらどうなるか」を想像しやすくなります。
また、不動産会社としても内覧の日程調整がしやすくなります。
売主様の予定を確認せずに案内できるため、購入希望者を逃しにくいという利点があります。
不動産売却では、最初の印象がとても大切です。
写真映えする物件はポータルサイトでも目に留まりやすく、内覧につながりやすくなります。
その結果、成約価格が上がったり、早期売却につながったりする可能性があります。
実際、同じような条件の物件でも、住みながら売る場合と空き家で売る場合では、
成約価格に平均150万円前後の差が出ることもあります。
もちろん物件の立地や築年数、室内状態によって差は変わりますが、
「空き家のほうが売りやすい」という傾向はあります。

ただし、空き家売却にも注意点がある
空き家で売る場合、先に引っ越しを済ませる必要があります。
そのため、新居の費用や引っ越し費用、場合によっては仮住まい費用が発生します。
また、住宅ローンが残っている場合は、
新居のローンと今の家のローンが一時的に重なる可能性もあります。
これを「ダブルローン」と呼びますが、毎月の返済負担が大きくなるため注意が必要です。
さらに、空き家は定期的な管理も必要です。
換気をしないと湿気がこもり、カビやにおいの原因になります。
庭がある家では草木の手入れも必要です。郵便物がたまっていると、防犯面でも不安が出ます。
つまり、空き家にすれば高く売れやすい一方で、維持費や管理の手間を無視することはできません。
どちらが得かは「費用差」で考える
判断するときは、単純に「高く売れるかどうか」だけでなく、次のように考えるのがおすすめです。
たとえば、空き家にして売ることで150万円高く売れたとします。
しかし、引っ越し費用、仮住まい費用、ダブルローンの負担、
空き家管理費用などで合計100万円かかった場合、実質的なプラスは50万円です。
逆に、空き家にするための費用が200万円かかるなら、
たとえ150万円高く売れても、結果的には損をする可能性があります。
大切なのは、成約価格の差と、空き家にするための費用を比べることです。

住みながら売るのが向いている人
住みながら売るのが向いているのは、資金に余裕を持って売却を進めたい方です。
特に、売却代金を次の住まいの購入資金に充てたい方、
住宅ローンが残っている方、仮住まい費用をかけたくない方には適しています。
ただし、住みながら売る場合は、内覧前の準備がとても重要です。
不要な物を減らし、できるだけ生活感を抑えるだけでも印象は大きく変わります。
水回り、玄関、リビングは特に見られやすい場所なので、重点的に整えておきましょう。
空き家で売るのが向いている人
空き家で売るのが向いているのは、
少しでも高く売りたい方、早く売りたい方、すでに次の住まいが決まっている方です。
また、相続した実家や、すでに使っていない家を売る場合も、空き家での売却が基本になります。
空き家の場合は、室内写真の見栄えが良くなり、内覧対応もしやすくなります。
必要に応じてハウスクリーニングや簡単な補修を行うことで、さらに印象を上げることができます。
まとめ:高く売りたいなら空き家、負担を抑えたいなら住みながら
住みながら売る場合は、費用負担を抑えながら売却を進めやすいのがメリットです。
一方、空き家で売る場合は、買主様に良い印象を与えやすく、高く・早く売れる可能性があります。
成約価格だけで見ると、空き家のほうが有利になるケースは多いです。
平均150万円ほど差が出ることもあるため、売却価格を重視する方には空き家売却が向いています。
ただし、引っ越し費用や仮住まい費用、ローン負担まで含めると、必ずしも空き家が得とは限りません。
大切なのは、ご自身の状況に合わせて
「いくら高く売れそうか」「そのためにいくら費用がかかるか」を具体的に比較することです。
売却で損をしないためには、まず不動産会社に査定を依頼し、
住みながら売る場合と空き家で売る場合の価格差を確認してみましょう。
そのうえで、費用やスケジュールを整理すれば、自分にとって本当に得な売り方が見えてきます。
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