
ペットがいる家を売る時に、必ず気をつけなければいけないポイント 〜ペット臭で200万円損する現実〜
「ペットを飼っている家は売れにくいですか?」
京都で不動産売却の相談を受けていると、この質問は非常に多くあります。
結論から言うと、ペットを飼っていること自体が問題ではありません。
問題なのは、
“ペット臭”と“生活ダメージ”を放置したまま売りに出してしまうこと。
実際に中古住宅市場では、
「なんとなく臭う」
「壁や床の傷が気になる」
「動物を飼っていない人には抵抗感がある」
という理由で、購入希望者の印象が大きく悪化します。
そして怖いのは、
その“なんとなく嫌”が原因で、
100万〜200万円以上の価格差につながることが珍しくないという点です。
今回は、ペットがいる家を売却する際に、絶対に気をつけるべきポイントを解説します。
なぜ「ペット臭」はそこまで嫌われるのか?
住んでいる本人は慣れてしまっているため、臭いに気づきにくくなります。
しかし、内覧に来た人は家に入った瞬間、
・犬の体臭
・猫トイレの臭い
・毛や湿気の臭い
・壁やカーテンに染み込んだ臭い
を非常に敏感に感じ取ります。
特に中古住宅では、購入希望者は「住んだ後の生活」をイメージします。
その時に、
「この家、臭いが残りそう…」
と思われた瞬間、心理的に大きなマイナスになります。

ペット臭が原因で価格が下がる理由
不動産価格は「築年数」だけで決まりません。
購入希望者の多くは、
・リフォーム費用
・清掃費用
・原状回復コスト
を頭の中で計算しています。
例えば、
| 状態 | 買主の心理 |
|---|---|
| 臭いなし | 「そのまま住めそう」 |
| 軽い臭いあり | 「クリーニング必要かな」 |
| 強い臭いあり | 「全面リフォーム必要かも」 |
となり、結果として値下げ交渉につながります。
特に以下は要注意です。
・フローリングに染み込んだ尿臭
・壁紙の臭い
・カーテンやエアコン内部の臭い
・湿気と混ざった動物臭
こうなると、買主側は数十万〜100万円以上のリフォームを想定します。
つまり、
「臭い=値引き理由」
になるのです。
売却前に絶対やるべき3つの対策
① 壁紙(クロス)の張り替え
もっとも効果が大きいのがクロス交換です。
臭いは壁紙にかなり吸着しています。
特に、
・リビング
・ペットの居場所周辺
・寝室
は優先的に確認しましょう。
6〜10万円程度で印象が劇的に変わるケースもあります。
② ハウスクリーニングを入れる
プロの清掃はかなり重要です。
特に以下は見落とされやすいポイントです。
・エアコン内部
・ソファ周辺
・巾木(はばき)
・カーテン
・換気口
「掃除している」と「臭いが消えている」は別問題です。
売却前は、
“第三者がどう感じるか” が基準になります。
③ 内覧時はペットを外に出す
これは非常に大切です。
動物好きの人でも、内覧時にペットがいると落ち着いて見学できません。
また、
・鳴き声
・毛
・臭い
・威嚇
などで印象が悪化するケースがあります。
可能であれば、
・一時的に外出
・ペットホテル
・親族宅
などを活用しましょう。

「ペット可マンションだから大丈夫」は危険
よくある誤解です。
確かにペット可マンションでは、ペット飼育率は高いです。
しかし購入検討者全員がペットを飼っているわけではありません。
さらに、ペットを飼っている人ほど、
「臭いが強い家は嫌」
と感じる傾向があります。
なぜなら、ペット飼育経験者は、
臭い問題の大変さを知っているからです。
つまり、
・ペット可
・ペット飼育実績あり
でも油断は禁物です。
意外と見られている「床の傷」
臭いだけでなく、床の状態も重要です。
特に猫や大型犬がいる家では、
・フローリングの引っかき傷
・ワックス剥がれ
・滑り止め跡
・尿シミ
が残っていることがあります。
これも買主にとっては、
「修繕費がかかりそう」
という印象になります。
最近は部分補修でもかなり綺麗になるため、
売却前に一度チェックするのがおすすめです。
実際に「200万円以上」差が出ることもある
例えば、
・同じマンション
・同じ間取り
・同じ階数
でも、
| 状態 | 売却結果 |
|---|---|
| 臭い・傷対策済み | 高値売却 |
| 臭い強め・補修なし | 大幅値下げ |
になるケースは珍しくありません。
不動産は最終的に「感情」で決まる部分が大きいからです。
内覧で、
「ここに住みたい」
と思ってもらえるかが重要です。
逆に、
「ちょっと無理かも…」
と思われると、一気に価格交渉に入ります。

まとめ|「ペットを飼っていた家」ではなく「臭いが残る家」が嫌われる
ペットを飼っていたこと自体は、そこまで大きな問題ではありません。
しかし、
・臭い
・毛
・傷
・汚れ
を放置したまま売却すると、買主の印象は大きく悪化します。
結果として、
・売れ残り
・値下げ
・指値交渉
につながり、
最終的に数百万円単位の差になることもあります。
だからこそ、売却前は、
「ペットがいる家」ではなく
「清潔感のある家」に見せる工夫が非常に重要です。
中古住宅の売却では、
築年数よりも“第一印象”が価格を左右することを忘れてはいけません。
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