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不動産を売る理由は?アンケートで解説

アンケート

木村 有佑

筆者 木村 有佑

不動産キャリア2年

継続力と責任感を強みに、お客様にとって最善の選択を一緒に考える存在でありたいと考えています。伏見区出身。ReDream店の住まいのアドバイザーとして、不動産売却のご相談に丁寧に向き合っています。売却は価格だけでなく、時期や方法、将来設計まで含めて考えることが大切です。市場動向やエリア特性、物件の強みと弱みを分かりやすくご説明し、納得できない売却や無理なご提案は行いません。

住まいの売却コラム|2024年の公開調査

公開調査で見る、不動産を売ろうと思った理由

紹介するデータ:2024年調査(2025年5月公表)

「家を売るのは、住み替えが決まってから?」「まだ迷っている段階で相談してもよい?」。不動産の売却を考え始めるきっかけは、人によってさまざまです。ほかの人がどのような理由で検討を始めたのかを知ると、ご自身の希望も整理しやすくなります。

今回は、株式会社リクルートのSUUMOリサーチセンターが公表した2024年の調査から、不動産を売ろうと思った理由をご紹介します。当社が実施したアンケートではなく、首都圏の公開調査をもとにしたコラムです。

1.売却を考えた理由、上位は?

調査で最も多かった理由は「売れるときに売るため」で32.1%。続いて「住む場所を変えるため」が27.7%、「高いうちに売るため」が26.7%でした。売却の時期や価格だけでなく、これからの住まい方に関する理由も上位に入っています。

図1|不動産を売却しようと思った理由

2024年12月/全体1,238人/複数回答/上位5項目抜粋

売れるときに売るため32.1%
住む場所を変えるため27.7%
高いうちに売るため26.7%
より条件のよい住まいに移るため25.9%
家族形態に合わせた住まいに移るため20.4%

全12項目のうち上位5項目を掲載。棒の横軸は0〜40%です。複数回答のため、割合の合計は100%になりません。

出典:2024年『住まいの売却検討者&実施者』調査(首都圏)(株式会社リクルート)p.7の数値をもとに本記事で作図。

対象は、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県に住む20〜69歳のうち、過去1年以内に土地や居住用不動産の売却を主体的に検討し、情報収集や不動産会社への問い合わせなどの行動をした1,238人です。売却が完了した人だけを対象にした結果ではありません。

また、京都で実施された調査でも、全国の売主全体を表した調査でもありません。地域の傾向としてそのまま当てはめず、売却理由を考えるための参考として読み進めてみてください。

グラフは、一人が複数の理由を選べる設問の結果です。例えば、住む場所を変えたい人が、同時に高く売りたいと答えている可能性もあります。上位の項目を足して、特定の考えを持つ人の割合として扱うことはできません。

2.価格と暮らし、両方がきっかけに

「売れるときに売るため」と「高いうちに売るため」は、似ているようでも視点が少し異なります。前者は売却する機会、後者は価格を意識した回答として読むことができます。ただし、回答者がそう考えたことと、実際に高く売れたことは別です。

この調査だけで「今が売り時」「待つと価格が下がる」とは判断できません。売却を検討する際は、近隣の成約事例に加え、築年数、面積、室内の状態など、ご自宅の条件を確認することが大切です。

一方、「住む場所を変えるため」「より条件のよい住まいに移るため」「家族形態に合わせた住まいに移るため」も上位に並びました。価格への期待だけでなく、暮らしに合わせて住まいを見直すことも、売却検討のきっかけになっていると読み取れます。

図2|ご自身の理由を整理する2つの視点
価格・時期の視点

いくらで売れそうか
いつまでに売りたいか

暮らしの視点

どこで暮らしたいか
どんな住まいが必要か

本記事による考え方の整理です。調査の回答区分や割合を示す図ではありません。

例えば、通勤時間を短くしたい、子どもの独立後は手入れしやすい広さにしたい、といった希望も考えられます。これらは調査の内訳ではなく、希望を整理するための例です。「何が変われば暮らしやすくなるか」を具体的にすると、売るかどうかを判断しやすくなります。

3.売却理由が決まると、相談もしやすい

理由を整理するときは、きっかけを一つに絞る必要はありません。「住み替えたいけれど、価格も気になる」のように、複数の希望が重なっていても大丈夫です。まずは、売却で実現したいことと、避けたいことを書き出してみましょう。

次に、価格と時期の優先順位を考えます。希望額に近づくまで待てるのか、引っ越しなどの予定に合わせたいのかで、相談したい内容は変わります。どちらも大切な場合は、「希望の価格」と「希望の期限」を分けて伝えると、条件を比較しやすくなります。

例えば、「来年の春に転居したい」と「希望額でなければ急がない」では、検討の出発点が異なります。これは相談時の整理例です。予定がまだ固まっていない場合も、決まっていることと未定のことを分けておくと伝わりやすくなります。

住み替えを考えているなら、次の住まいの予算や入居したい時期も確認しておきたいところです。売却だけを先に考えず、その後の暮らしと一緒に計画することで、無理のある予定を立てにくくなります。

図3|相談前に整理したいこと
  1. 1
    売却を考えたきっかけ
    今の住まいで変えたいことを書く
  2. 2
    価格と時期の希望
    優先したい条件と調整できる条件を分ける
  3. 3
    ご自宅の条件と次の暮らし
    物件情報や住み替えの予定を確認する

本記事でまとめた相談準備の例です。調査結果ではありません。

物件の情報は、所在地、種類、面積、築年数など、分かる範囲でまとめておきましょう。修繕した箇所や気になっている傷みも、相談したい内容になります。不明な情報は無理に埋めず、確認が必要な点として伝えるとよいでしょう。

4.ほかの人の理由を、自分の判断材料に

公開調査からは、売却を考える理由に、価格やタイミングへの意識と、暮らしの変化があることが分かります。ただし、回答が多い理由に合わせて、ご自身も売却を決める必要はありません。大切なのは、売った後の暮らしまで納得できるかどうかです。

「まだ売ると決めていない」という段階でも、ご自宅の価格の目安を知ることは、選択肢を比べる材料になります。査定額は実際の成約価格を保証するものではないため、金額だけでなく、その根拠や想定する販売条件も確認しましょう。

査定結果を見た後は、希望とどのくらい差があるかを確かめてください。差が大きければ、希望時期を見直す、住み替え先の条件を考え直すなどの選択肢もあります。すぐに結論を出すより、何を優先するかを確認する時間にしましょう。

京都で不動産の売却を検討されている方は、ドリームホームへご相談ください。ご自身の売却理由と物件の状況を整理しながら、これからの進め方を考えてみませんか。

出典・調査概要

2024年『住まいの売却検討者&実施者』調査(首都圏)(株式会社リクルート)。SUUMOリサーチセンター、2025年5月15日公表。調査紹介ページ/調査報告書PDF(調査概要p.3、売却検討理由p.7)

本調査:2024年12月23〜25日実施、有効回答1,238人。調査方法:インターネット調査。調査機関:株式会社マクロミル。対象は首都圏在住の20〜69歳で、過去1年以内に土地や居住用不動産の売却を主体的に検討し、情報収集・仲介会社への問い合わせ・訪問査定・媒介/代理契約のいずれかを行った人です。

本記事は上記の公開調査を紹介したもので、ドリームホーム独自の調査ではありません。グラフは公表数値から作成し、本文中の相談準備や考え方の整理は本記事の解説です。