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引渡しでトラブルになる「荷物・残置物」問題の正しい解決策【残置物トラブル発生率34%】

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朝島 聖士

筆者 朝島 聖士

不動産キャリア4年

「相談してよかった」と感じていただける、誠実なサポートを大切にしています。西京区出身。ReDream店店長として、不動産売却のご相談一つひとつに真剣に向き合っています。不動産の売却は初めての方も多く、不安や迷いがあって当然です。だからこそ専門用語は極力使わず、分かりやすく丁寧な説明を心がけています。相場に基づく適正な査定と、状況に合わせた売却プランで、引渡しまで責任をもって対応します。


不動産売買の引渡しで、意外と多いトラブルが「荷物・残置物」の問題です。


売主様としては「少しくらいなら大丈夫だろう」「買主様が使えるかもしれない」

と思って残した物でも、買主様にとっては不要な荷物であり、

処分費用や手間の負担につながることがあります。


特に、引渡し直前になって

家具・家電・物置・植木鉢・カーテン・照明器具などが残っていることが判明すると、

引渡し日の変更や費用負担の話し合いに発展するケースもあります。


実際に、残置物に関するトラブルは少なくありません。


なかには「残置物トラブル発生率34%」というデータが示すように、

売却時の注意点として見過ごせない問題です。


では、残置物トラブルを防ぐためには、どのように対応すればよいのでしょうか。



残置物とは?


残置物とは、不動産の売主様が物件内や敷地内に残した私物や設備以外の物を指します。


たとえば、次のようなものが残置物にあたります。


タンス、食器棚、ベッド、ソファ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、

照明器具、カーテン、物干し台、植木鉢、自転車、倉庫内の工具、庭の不用品などです。


注意したいのは、「まだ使える物」でも、

買主様が必要としていなければ残置物になるという点です。


売主様にとっては価値がある物でも、

買主様にとっては処分が必要な不要物になる可能性があります。



なぜ引渡し時にトラブルになるのか


残置物トラブルが起こる一番の理由は、

「何を残してよいか」が曖昧なまま売買契約や引渡しを進めてしまうことです。


たとえば、売主様はエアコンを残すつもりだった一方で、買主様は撤去されると思っていた。


反対に、買主様は照明を残してもらえると思っていたのに、引渡し時には外されていた。


こうした認識のズレがトラブルにつながります。


また、相続した空き家や長年住んでいた家の場合、

荷物の量が多く、売主様だけで片付けるのが難しいケースもあります。


遠方に住んでいる、仕事が忙しい、体力的に片付けが難しいなどの理由で、

引渡しまでに荷物の整理が間に合わないこともあります。



基本は「引渡しまでに空にする」


原則として、不動産の引渡し時には、

売主様の私物はすべて撤去しておく必要があります。


買主様が購入するのは、あくまで土地や建物です。


売主様の家具や生活用品まで引き取る契約ではありません。


そのため、売買契約で特別に取り決めをしていない限り、

残置物は売主様の責任で撤去するのが基本です。


特に注意したいのは、

押し入れ、屋根裏、床下収納、物置、ベランダ、庭、ガレージなどです。


室内の目立つ荷物は片付けていても、収納内や屋外に不用品が残っていることがあります。


引渡し後に買主様が気づくと、「聞いていなかった」と不満につながる可能性があります。



残す物は必ず書面で確認する


残置物トラブルを防ぐうえで大切なのは、

「残す物」と「撤去する物」を事前に明確にすることです。


たとえば、エアコン、照明、カーテンレール、物置、庭木、給湯器、食洗機などは、

売主様と買主様の認識が分かれやすい部分です。


買主様が希望して残す場合は、

「どの設備を残すのか」「故障していないか」

「不具合があった場合はどうするのか」を確認しておきましょう。


口頭だけで済ませるのではなく、

付帯設備表や物件状況報告書などに記載しておくことが重要です。


「言った・言わない」のトラブルを避けるためにも、書面で残しておくことが安心です。



片付けが難しい場合は業者に依頼する


荷物が多い場合や、売主様ご自身で片付ける時間がない場合は、

不用品回収業者や残置物撤去業者へ依頼する方法があります。


特に、相続した実家や空き家の場合、家財道具がそのまま残っていることも多く、

個人で処分するには大きな負担になります。


家具や家電の搬出、分別、処分、簡易清掃までまとめて対応してくれる業者もあります。


費用は荷物の量や建物の広さ、階段の有無、トラックの台数などによって変わります。


売却を検討し始めた段階で、早めに見積もりを取っておくと安心です。


また、不動産会社に相談すれば、信頼できる業者を紹介できる場合もあります。



売却前に確認しておきたいポイント


残置物トラブルを防ぐためには、

売却活動を始める前に次の点を確認しておくことが大切です。


まず、室内や敷地内にどれくらい荷物が残っているかを把握しましょう。


次に、売主様が撤去する物と、買主様へ引き継げる可能性がある物を分けて考えます。


そして、処分に時間がかかりそうな物は

、引渡し直前ではなく早めに対応しておくことが大切です。


特に、大型家具、家電、仏壇、ピアノ、倉庫、庭石、植木などは

処分に時間や費用がかかることがあります。


「引渡しまでに何とかなる」と後回しにすると、

思った以上に手間がかかり、引渡し日に間に合わない可能性もあります。



まとめ


残置物トラブルは、売主様と買主様の認識のズレから起こりやすい問題です。


大切なのは、引渡しまでに売主様の私物を撤去すること、

残す物がある場合は事前に買主様と合意すること、そしてその内容を書面に残しておくことです。


荷物が多い場合や片付けが難しい場合でも、早めに不動産会社へ相談すれば、

撤去業者の手配やスケジュール調整など、現実的な解決策を考えることができます。


不動産売却では、価格や契約条件だけでなく、引渡し時の状態もとても大切です。


安心して引渡しを迎えるためにも、荷物・残置物の確認は早めに行いましょう。




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